〚 由緒 〛

遠い 神代の昔、

天孫族の 天照大御神に

国譲りをした 大国主命の

御子神である 事代主命(ことしろぬしのみこと)は、日本全土を 

天照大御神の 子孫に譲り、一族の方は 妃八人を伴って、伊豆諸島を

治めた。 その妃の 一人であった 八十八重姫(やそやえひめ)は、

その子 古宝丸(こほうまる)=許志伎命(こしきのみこと)と共に、

伊豆諸島南端の八丈島に渡り、親子で島を開拓し 統治したという 

八丈島創始の 伝説がある。 当神社は、平安時代中期の905年(延喜5年)

に編纂が始まり、967年(康保4年)より施行された『 延喜式 』の

「 大殿祭 」の祝詞に記されている 屋船久久遅命(是木霊也)、

屋船豊宇気姫命(是稲霊也)を 奉斎し、世のため、人のために 祭祀に

いそしみ、教義をひろめ、神聖の保持、育成につとめることを 目的として 

創建され、この神の開いた島、八丈島、八丈富士の麓に ひっそりと、

鎮座しております。

鎮座地 : 東京都八丈島八丈町三根4431-5